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ヒト幹細胞とは一体どんなものなのでしょう?

    ヒト幹細胞とは一体どんなものなのでしょう?

    ヒトの身体はおよそ60兆個の細胞でできています。ヒトの身体は血液中の赤血球も白血球も細胞だし、肌も細胞でできているし、手足を動かしている筋肉も細胞でできています。細胞が集まって臓器になり、臓器が組織となっているのです。細胞はそれぞれの役割から270種類に分けることができますが、その細胞の大元となっているのが幹細胞です。

    そして、自己複製能と多分化能を持つことが幹細胞の大きな特徴です。自己複製能と言うのは、自分自身をコピーすることができる能力です。多分化能は自分とは違う他の細胞に変身することができる能力です。ここが他の細胞とは大きく異なる点です。

    ノーベル賞を受賞したips細胞も幹細胞の1つで、ips細胞を使った治療も試みられていますが、まさにこれらの2つの特徴を生かした結果が再生医療と言えます。

    再生医療の現場でも期待されている幹細胞とは何?

    どんどん失われていく特徴

    同窓会を開くと、全員同じ年齢なのに若く見える人と老けて見える人がいて、全員同じ年齢とは思えません。この違いは何かと言うと、幹細胞の数だと言えます。幹細胞は生まれた時が200だとすると、80歳になった時には1に減っていると言われています。加齢とともに減って行くのが幹細胞なのです。

    病気をしたりケガをしたりすると、幹細胞はハードワークをこなさなければなりません。病気やケガが多い人は、幹細胞が過労死してしまってどんどん減って行くので、若々しさが欠如しがちです。
    ケガをして出血すると血小板が血を止めようとしたり、白血球がバイ菌と戦ったりします。そして皮膚を元の綺麗な状態に戻すために、多くの細胞が頑張ります。これらの頑張ってくれた細胞のリーダーが幹細胞なので、ケガをすると幹細胞が失われていくのです。

    幹細胞の数を減らさないようにすることが、若々しさの秘訣と言っても良いでしょう。

    細胞は連携して働いているのです

    赤血球という細胞は、酸素を体中に運びます。筋肉細胞は、周りの腱などの組織と連携して腕や足や内臓を動かします。また神経細胞は、痛みなどを伝える役割を担っています。このように様々な細胞がそれぞれの持ち場で仕事をして、私たちの身体を守ってくれているのです。細胞は役割ごとに約270種類に分けられます。

    一般的な細胞と幹細胞の違いとは?

    一般的な細胞は、上記のようにそれぞれの持ち場で自分の仕事を行います。

    プロ野球に例えるとピッチャーはピッチャーの仕事をし、外野手は外野手の仕事をし、3塁手は3塁手の仕事をすると言った感じです。3塁手がキャッチャーをするということは、まずありません。
    ところが、幹細胞はピッチャーになることもできるし外野手や3塁手もこなせるしキャッチャーでも1塁手でもどこでもOKです。

    また、選手が次々に故障してもう出場できる選手がいなくなった時は、自分自身をコピーして使う事もできるという優れものです。これが幹細胞の自己複製能というものになります。
    しかし、自己複製できる回数は限られているので、何度も自己複製と言う裏技を使っていると幹細胞が早く死滅してしまいます。

    私たちの体内にあるのは体性幹細胞(ヒト幹細胞)です。体性幹細胞(ヒト幹細胞)がなくならなければ細胞を作り出すことができるので、人は生き続けることができると考えられます。

    この体性幹細胞から作った細胞や臓器で今までは治療が困難だった病気を治療する、という試みが勧められています。これが再生医療と呼ばれるもので、ips細胞がその代表的なものです。

    ips細胞で病気が治る?

    細胞は、いったん神経細胞になれば神経細胞の仕事を行い、一度筋肉細胞になったら筋肉細胞の仕事を行います。しかし受精卵の段階では、神経細胞にも筋肉細胞にもなることも可能です。

    2006年に山中伸弥先生を中心にして、何にでもなれる細胞を人工的に作り出すことに成功しました。これがips細胞です。induced pluripotent stem cellで、cellは細胞という意味なのでips細胞と呼ばれています。
    このips細胞が、失われた機能を取り戻す再生医療に貢献できる可能性が見えてきました。

    ips細胞から心筋シートを作り出して心臓病の治療を行うという方法も、国内で研究が進められています。医療ドラマの世界の事だと思っていた心筋シートが、実現しているのです。
    ips細胞を使ったパーキンソン病の治療も、国内で進められています。

    その他、再生不良性貧血の患者さん自身のips細胞から血小板を作り出して輸血をする、という臨床研究計画も2019年の夏に発表されています。自分自身の細胞なので拒絶反応の心配もなく、輸血の効果が確実に得られると期待されています。

    眼科領域でも、ips細胞から作り出した角膜を移植する計画が発表されていて、準備を進めているところです。
    このように、今後はますますips細胞を使った治療が発展していくものと思われます。

    ヒト幹細胞とは一体どんなものなのでしょう? まとめ

    自分自身を複製することができ、自分とは違う細胞になることができる幹細胞は、あらゆる細胞の元になるもので、あらゆる細胞のリーダーです。
    この幹細胞を使って、今までは治療が難しかった病気の治療にも光が見えて来たようです。

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